2014.09.05 | その他

放射性物質を含む下水汚泥焼却灰の処理について

P1010326 9月4日(木)、所属の「横浜の未来を結ぶ会」の仲間5名と横浜市南部汚泥資源化センター〔金沢区〕と南本牧廃棄物最終処分場〔中区〕を視察しました。今回の視察は、放射性物質を含む下水汚泥の焼却灰の処理を今後どうしていくべきかの議論に際して、現状を改めて把握していくための視察です。

 処理問題は、東日本大震災直後の東京電力福島第一原発の放射性物質漏れ事故のために生じました。市内に住む私たちが日常排出する下水から生じる汚泥。現在は市内の2施設〔北部汚泥資源化センターと南部汚泥資源化センター〕で処理していますが、この処理をすると生じてしまう焼却灰。誰もが納得する解決策を見出すのが大変困難な課題です。

 市当局は、国が現時点で容認する放射性物質濃度を焼却灰数値が下回っているということで、これを南本牧の廃棄物最終処理場で試験埋立していくための費用を26年度当初予算に計上しました。しかし私たちの会派は、地元住民や港湾関係者の同意が得られているとは言い切れない状況で予算化するのは、丁寧な説明を行った上で合意を得て、処理のかたちを決定していくという、あるべき姿に反するとの判断で本年第1回定例会の際には、予算の修正組み換えを求めました。

 来る第3回定例会一般質問の場で、改めて市長の見解や今後の処理方法を問う予定です。

参照)  下水汚泥焼却灰に含まれる放射性物質の濃度 ⇒  ここ

下水処理の流れ ⇒ ここ

P1010380P1010344P1010345

 

PAGE TOP