2014.09.16 | その他
9月12日(金)に健康福祉・病院経営委員会が開かれました。今回は、報告事項を含めると多数の議題につき、10時開会の委員会が終了したのは、19時30分過ぎ。議会に送り出して頂いて最長の委員会となりました。
議題は、別紙のとおりですが、まず前半の病院経営局関係では、病第1号議案横浜市病院事業の設置等に関する条例の一部改正が、最重要な案件でした。中味は、「脳血管医療センターの名称変更及び市民病院再整備に伴う評価委員会」に関するものです。現在、磯子にある脳血管医療センターの名称を変更し、脳卒中・神経脊椎センターとする今回の当局提案は、すでにここ数年、脳卒中医療だけでなく神経疾患や脊椎脊髄疾患を医療の柱にしている同病院の実態に合わせるという側面があります。元々、脳血管医療に特化し、多額の市費を注ぎ込みてスタートした同病院は、あってはならない医療事故や病院内部のごたごたがありました。そしてそうしたことの結果の側面でもある慢性的な赤字の問題、その解消を果たさなければいけないという流れの中で、上述の医療分野への診療の拡大を図ってきました。実態に合わせ名称変更をすることには会派として賛成しました。ただし、一方で高齢化がますます進む社会状況を見据え、原点の脳卒中医療に回帰、あるいは特化してほしいという市民や関係者からの声も根強いことに鑑み、脳卒中医療をしっかり今後も基幹とすることや診療分野を拡大することが将来的にかえって赤字経営につながってしまったり、医療の質を落としてしまうことがないよう、当局に対して強く求めました。
健康福祉局関係では、次期「横浜市障害者プラン(素案)」について、特に“将来にわたる安心施策”の客観的な総括をすることと、一昨年度に導入が決まったいわゆる福祉パスの有料化のこともあったので、それも含めた移動支援施策の振り返りを求めました。移動支援施策の振り返りは、2年前の当委員会・委員当時も、導入後必ず当事者の声を聞きながらの振り返りをするよう求めましたが、再度、この日の委員会で、今後改めて振り返りをしていくことを求めました。ですから今後、当局から振り返り報告がなされるはずです。