私は、学校給食法の精神に則り、市内公立中学校での給食を実現することを、これまでの議会活動の中で会派として求めてきました。市長は、女性の社会進出の支援を口にされますが、そうした観点からも、今後も中学校給食の実施を働きかけていきます。そして今回は、隠れた給食問題についてご報告させて頂きます。
いま市内小学校では給食室のドライ化(安心・安全な食の提供のため床面等を常に乾いた状態にする)を図るため、順次、改修工事が行われています。工事は、半年程度要しますが、その間は給食が提供できず、家庭では子どもに弁当を用意するなどの対応が必要となり、大変な負担となるので代替案や軽減策を講じる必要があると考えています。区内ではH25年4月時点で22校中16校が、工事が未実施で今後予定されています。市全体では、ドライ化未実施の学校が、まだ約190校あり、年間10校程度で工事を進めた場合、毎年、約5千人の子どもが、その間弁当の持参など対応を必要とします。
他自治体を見ると、工事期間中、相模原市で給食センターからの配送が、岡山市や熊本市で簡易給食が、福岡市で、他校から配送が、対応として取られています。また、工事を夏休みなどに集中実施したり、3か月程度の工期で終えている自治体もあります。細やかな対応で保護者の負担の軽減が図られています。
市民に寄り添った、おもてなしの精神での行政サービス提供を標榜されている市長の下にある市当局には、こうした面での配慮ある行政運営を求めていきます。
※ いつも行財政の問題を取り上げることが多い望月ですが、今回は給食問題を取り上げました。
教育諸問題の改善は、選挙公約の柱の一つで、そのために本市の教育環境を整えていくことは、
特に力を入れていきたい分野です。
なお今回のご報告にあたっては、給食問題に詳しい同僚の藤崎議員(青葉区)、大岩議員(旭区)の
多大な協力を得ています。